あの白いスタンドがほしい。とにかく。
本編全話を通じてサキの部屋に立っていたあの鉄仮面スタンド。ギリシャの歴史的建造物を彷彿とさせるその形状と佇まいは独特のオーラを放っていました。どう考えても「既製品」でないことは明らかで、私はとにかく資料収集努めました。そう、「この世に存在しないのならば作ってしまえ」の発想です・しかも徹底的に・・・。
以下は参考とした本編キャプチャ画像とその解説です。
※このページ内の全ての画像は本編からのキャプチャであります。芸術的側面からの作品製作・発表の場である当サイト内の検証・考察記事を充実させるために 掲 載しており、これは著作権法第32条「公表された著作物は、引用して利用することができる。この場合において、その引用は、公正用される映像資料や書籍記 事にはすべて引用元を明記な慣行に合致するものであり、かつ、報道、批 評、研究その他の引用の目的上正当な範囲内で行なわれるものでなければならない。」の中の「批評・研究」の目的での引用であることをここに主張致します
動機
本編で効果的に使用されたこの[鉄仮面+スタンド]の組み合わせ。ファンならば絶対に欲しいし、部屋に飾りたい。ヨーヨーのプロップレプリカは、比較的出来の良いものが入手しやすい時代ですのでそれも当然左前側に一緒に置きたいところ。
各部の検証:天板の継ぎ目
みなさまお気付きだったかどうかはわかりませんが、よく見ると天板に継ぎ目が見えます。ここだけではなく、この鉄仮面スタンドには随所に継ぎ目があります。しかしなんとまあ鉄仮面の神々しいこと。この雰囲気を再現するため、ゼネプロ製キット改修には全精力を傾けました。
各部の検証:天板の継ぎ目
異なるライティング下においてもやはり継ぎ目が見えますね。
各部の検証:天板の継ぎ目
この画像は継ぎ目の検証というよりは「三種の神器」がそろい踏みの図を載せたかった、ただそれだけの理由です。
各部の検証:天板の継ぎ目
こちらは天板二段目の「縦方向」の継ぎ目。大日本工房が再現したスタンドにも、この継ぎ目を設けています。変態的活動です。
各部の検証:土台部の形状
天板に比べて映ることが極端に少ない台座部分。[例の電話機・ふわふわのラグ・鉄仮面]とくればそれは新・三種の神器。
各部の検証:天板と支柱の接続部分
ここの接続方法については。大日本工房のアドバイザリースタッフ・木工職人の「矢部君」に研究・考察を手伝ってもらいました。苦心の末に得たノウハウですので名言は出来ませんが、なるほど合理的な構造だということが判明しました。
各部の検証:天板の継ぎ目
継ぎ目のお話に戻ります。基本的に継ぎ目は背面もしくは側面に来るようにディスプレイされています。あと、色味や艶感の参考になる画像。
鉄仮面が置かれていないシーンは天面を考察する大チャンス。嗚呼、あのカーテンがほしい、この間取りの部屋に住みたい。
各部の検証:天板(下段)の継ぎ目
こんな大事なシーンを撮影するならば、継ぎ目は後ろ側に回すべきだったのでは・・・。検証目線では有難いのですが(笑)。ちなみにこの赤目発光仕様、いつの日か再現したいものです。だいたいの構造のイメージはできているのでいつの日か必ず。
各部の検証:高さ・寸法・比率
ナンノさんの公式プロフィールで身長は162cmだと判明。それを基準にスタンドの全高の推測をはじめます。
実際に162cmの女性を工房に迎え入れ、「肩のラインの延長線上が云々・・・」などとおおその全高を追っていきました。
各部の検証:天板部と支柱部比較(比率)
天板1段目の直径・厚み~2段目の直径・厚み、そして支柱の直径と長さなど、この画像意外にもあらゆるシーンを検証し、ほぼ正解と言えるであろう比率を割り出しました。後に掲載の大日本工房製スタンドの画像などと比較してみてください。
各部の検証:細部の特徴
度重なる鉄仮面の設置・撤収・移動など、天板はかなり汚れています。スタンド自体の表面の具合や塗装の特徴を推し量るにはとても有用な資料です。
各部の検証:天板部と支柱部比較(比率)
各部の検証:高さ・寸法・比率
西脇さんの身長172cmも大いに参考にさせてもらいました。筆者も偶然172cmであることから、検証要員の調達は不要でありました。同じ位置・同じ角度・同じ姿勢をとって、何度も検証したあの日々を思い出します。
俳優さんの特定は出来ても、慎重までは拾えなかったため参考にできなかった一枚。何も知らない人が見たら完全に意味不明なこの状況。スケバン刑事II好きならばなんの疑問ももちませんが。うしろのロッキングチェアも型番は特定できていますが、いかんせん出てきませんね。メーカー突撃するのも手ですね。
ついにこの時が。
ここから以下は大日本工房が再現した鉄仮面スタンドの画像です。徹底再現版鉄仮面やヨーヨーとの競演をどうぞご覧下さい。
完全一点ものですので今のところお譲りするつもりはありません。というか値段がつけられない・・・。しかもゼネプロ製キット改修鉄仮面とは違い、完全オリジナルなので法的にもグレーですよね。大日本工房はその辺はわりと律儀です。